「私だけはダメなんです!」
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今日は、ふと今朝のまどろみの中で、
昔、師匠に言われた言葉が降ってきたので、
あなたにもシェアをしたいなと思います。
私のまわりには
ビジネスやメンタルの支援を
生業(なりわい)にしている専門家も多いです。
当たり前なのかもしれませんが、
彼ら彼女らの仕事は、
お客さんとなった人に
得たい結果を得てもらうこと。
例えば、
メンタルが改善されて、
もっと生きやすくなってもらいたい
ビジネスで結果が出て
もっと収入を上げて欲しい
スキルを身に付けて
もっと成長してほしい
他にもいろいろあるかと思います……
提供するスキルの再現性が
高い内容であるほど
お客さんが学んで実践して
習慣化するなら、
どれほど解決が簡単でなさそうなことでも、
お客さんのそれまでの経験から考えると
実現できなさそうなことでも
意外に解決や実現は
すんなりできることも多いものです。
ところが、時折、
ほとんどの人が実践して
解決や実現できる一方で、
同じことを実践しても、
まったく解決できないと
いう人が現れます。
もちろんその原因は、
様々でしょう。
そもそも、
提供しているサービス内容の再現性が低かったり、
そもそも、
お客さんが学ぶだけでたいして
実践していなかったり、
そもそも、
お客さんが学ぶこともしていなかったり、
そもそも、
お客さんが実践していても、思い込みだけで、
実践しているつもりになっているだけだったり……
とはいえ、中には
一見、内容にもお客さんにも問題なく、
学んだことをしっかり
実践しているケースもあります。
であるのに、お客さんに
変化も成果もでないことがある……
何が起こっているのか?
昔、私がカウンセリング会社に
つとめていた頃、
会社外のカウンセリングの師匠に、
「なぜ、実践しても成果が
でないということが起こるのか」
と、聞いてみたことがあります。
すると、
師匠からこんな回答が
ありました。
師匠の言葉:
==================
「私だけはダメなんです!」
と言って、
被害者のポジションから
抜けようとしない人は一定数いる。
私たちは、助けたくても、
助けさせてくれる許可を本人からもらわないと、
結果的に助けることができない。
==================
その言葉を聞いて私は、
半分は、
「そうはいっても、
本人は一生懸命に現状を変えたくて、
素直に実践しているので、
本人のせいではないのでは?」
と疑問も浮かびました。
一方で、
「あらゆることをやったけど、
私だけは効果がなかったです。
私だけは人と違うんです。
私には合わなかったです。」
こういう人は、
当時、私が出会った中にも
一定数いらっしゃいました。
では、もし、被害者のポジションから
抜け出ようとしないお客さんに
出会ったらどうすれば良いのか?
対応方法は
いろいろあると思います。
最も根本的な解決策は、
そもそも
そういうお客さんを
お客さんにしない
ということ
ですよね。
なぜなら、私が昔学んだことがある
故人が言っていました。
「私が欲しいのは、
成功できるクライアントだ」
この言葉は、聞き方によっては
残酷に聞こえるかもしれません。
とはいえ、
ある程度の真理も含んでいるようです。
例えば、
たちどころに結果を出しているコンサルタントや
コーチ、カウンセラーは、
スキルの高さ以上に、
そもそも成果を出しやすい人を
お客さんにしているということが
成果の1番大きな要因のようです。
逆に、何年も経験を積んでも
あまり活躍できないコンサルタントや
コーチやカウンセラーほど、
簡単ではないタイプの人をお客さんにしがちです。
また、私は普段、
セールス代行の仕事を
請け負うこともあります。
その際も
気をつけていることがあります。
それは、セールスを行うときにも、
誰にでも売ればよいという考えで
売っているわけではない
ということです。
買わせてしまうことで、
逆に商品提供者やそのまわりの方々に
デメリットが大きいお客さんに
買ってもらうことはしません。
なぜなら、
誰も幸せに
ならないからです。
例えば……
クレーマー気質のお客さんだったり、
依存気質が強かったりするお客さんの場合です。
ですから、ある程度お客さんを
選んでいるという事ですね。
それによって、
買っていただくお客さんとも、
チームメンバーとも関係を
長く続けることもできます。
とはいえ、ビジネスをやり始めの頃は、
どういうお客さんが自分の商品に合って
どういうお客さんが合わないのか、
よくわからないまま、
偏見で判断してしまうことも多いと思います。
そういった意味で、特にビジネス初心者の頃は
たくさんのお客さんを相手にしてみて、
自分なりの基準を作ってみるのも良いかもしれません。
特にお客さんと直接かかわる商品で
ビジネスをしている人に
参考になれば幸いです。
【編集後記】
最近はニュースでもイスラエルとハマスの
戦争が頻繁に取り上げられています。
データ的には、紛争や戦争は
時代をおうごとに減ってきてはいるようです。
しかしながら、
それでもやはり紛争や戦争が起こってしまうことで
残念な気持ちになっている人も
多いのではないかなと思います。
ニュースや動画を見ると、
パレスチナ自治区の貧困層の話も
取り上げられることが多いです。
私自身も15年ほど前に
イスラエルやパレスチナ自治区を
旅したことがあります。
そこでは、一言で言うと、
とても違和感のある光景を
見ることができました。
特にエルサレムの旧市街はとても
異質な雰囲気を放っていました。
イスラエル人が住んでいる地区は
ヨーロッパと変わらず
おしゃれなバーやカフェが立ち並んでいました。
ショッピングモールも綺麗で、
日本と比べても遜色ない位
おしゃれな品物が並んでいました。
一方、そこから50メートルも離れていない
パレスチナ人が住むエリアになると、
時代が100年は逆行したような
八百屋の野菜にハエが集っているのが当たり前と言う
世界が広がっていました。
他にも、パレスチナ自治区の
キリストが生まれた街
ベツレヘムに行ってみました。
ベツレヘムでは、
道に迷って町の郊外を歩いていると、
青年に「金をくれ」と飛びつかれて
取っ組み合いになりました。
他にも、エルサレムの街では、
5歳の少年に「案内してあげる」と
誘われてついて行くと、
大人のパレスチナ人に
人気(ひとけ)ないところに連れ込まれて、
脅されお金を取られたことがあります。
こういった一見、ひどいと意味づけもできる
経験をしているのですが、
一概にパレスチナ人が悪いと言う
一般化はできないなと思っていました。
なぜなら、環境や状況によって
人の行動や思考はいくらでも変わるからです。
ですから、近い将来、
人類の誰にとっても安心や安らぎを
当たり前に感じられる世界がやってきてほしいと
多くの人は祈っているのかもしれません。
ちなみに、15年前の旅で、
特にインパクトを受けたのは
やはりエルサレムのOld Cityです。
こんな感じ:
https://israeru.jp/travel/jerusalem_sanctuary/
能登丈瑛(のとたけあき)公式ブログ
→ http://blog.stage-up.co/






