催眠、勘違い、理由2

前回に引き続き、
本日も催眠の歴史について
お伝えしたいと思います。

前回の記事をご覧になっていない方は
こちらからご覧になることができます。

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さて、今日は催眠の歴史の中でも、
ヨーロッパの歴史について、
お話ししていきたいと思います。

現在の催眠はやはりヨーロッパでの
発展の影響を最も強く
受けていると思います。

ヨーロッパでは1042-66年にかけて、
”ロイヤルタッチ”
呼ばれる催眠の技法が行われていました。

その名の通り、
”王族が患者に触れると病気が治る”
みたいなことです。

まあ、正体は、患者が
「王族に触れられると回復する」
信じているから回復する
わけなのですが……

いずれにせよ、
ロイヤルタッチは王族にとっては都合がよく、
政治的な利用がなされました。

「私たちは君を
回復させることができるよ、
なんてったって王族だからね」

というスタンスで、催眠は
王族の権威性(どころか神秘性)を
高めることに貢献してくれたわけです。

その後、1600年代に
「手当て」という概念が生まれました。

これも文字通り、患者のキズに
手を当てることによって
治療成果が変わる、というものです。

例えば、どこかにキズがあって、
消毒をして針で縫った後に
患部に手を当てるか当てないかで
治療の回復速度が変わったのです。

当然、手を当てることで
回復スピードは早くなった
そうです。

「手当て」の概念は、
実は現在でも
使われています。

医療現場で医師や看護師や
看病をしている人が、

患者に「手当て」をすることで
回復スピードが早まるのです。

さて、その後、1725年に
ファザー・マクシミリアン・ヘルという人が
磁石を使って人を回復させるという
治療を始めました。

そして、そのヘルの弟子のメズマーが、
”動物性磁石”という概念を提唱しました。

このメズマーは心理学の世界では、
比較的有名人です。

メズマーが、病気の患者さんに磁石を
振りかざすと、あら不思議、
どんどん病気が回復していったそうです。

そのような奇跡を起こすので
メズマーの名前はその地域で
どんどん知れ渡って行きました。

ところがある日、遠くの村に呼ばれて、
メズマー治療に行った時、
とんでもないことが起こったのです。

患者の前で治療のために
磁石を取り出そうと
カバンをあけたら、

「およ、磁石がない!!」

なんと、メズマーは
治療に必須の道具である磁石を
お家に忘れてきちゃったのです。

ちょっと想像してみて下さい。

時代背景的に遠くの村まで
何日もかけて
歩いてきているわけです。

「忘れ物しちゃったんで、
ちょっくらとってきますわーー」

とかる~~い感じで
取りに戻れないわけですよ。

今、まさに目の前に、
死に絶えそうな患者がいるんですから。

そんなご家族の前で、

「あ、すみません、
磁石、忘れちゃいました~~
テヘペロ~~」

とは言えないわけですよね。

なので、
彼はどうしたか????

彼は仕方なく、
近くにあった木の枝を2つに折って、
患者の頭上にかざしました。

すると……

なんと、その患者の症状が
しばらくして回復していったのです!

そこでメズマーは気づきました。

「あ、磁石……いらない!?」

「磁石で治療できているんやない、
、、、、、、、、、、、、、、、、

ワ、ワテや!!

ワテに力が、、、あるんヤ~~~!!!」

と気付き(思い込み?)ました。

そういうわけで、メズマーは

「動物(人)の中にある磁石で
人を治療できる」

という理論を提唱したのでした。

それから、メズマーさんの磁石治療は
有名になりました。

そして、ますます、人気は高まり、
やがてメズマーの治療を受けようと、
行列ができるようになりました。

すると、いい加減一人で治療するのが
大変になってきました。

そこで、メズマーさんは、

「この木に磁力をやどしました」

と集まった患者たちに
宣言しました。

すると、あら不思議!

患者たちがその木を触ると
同じ様に病状が回復する、
ということが起こったのでした。

……………………

まあ、何事もビリーフ(信じ込み)
ということですよね(σ・∀・)σゲッツ!!

もうこの勢いなら
現在のコロナとかも
全部「木」で
いけちゃうんじゃないかっていう……ww

そして、さらに時は流れて、
1800年代前半、

催眠を通して、人を仮死状態にまで
持っていける現象が認められ始めました。

つまり、催眠で脳波の状態を
限りなく緩やかにしていたわけです。

現在だと、
「ふーーーん」
(((((((((((っ・ω・)っ ブーン

という感じかもしれませんが、

当時としては重要な
発見でした。

なぜなら、当時はゾンビの存在が
信じられていたからです。

つまり、仮死状態の
人が生き返ってもゾンビでないことを
証明できたということです。

仮死状態とは
心拍がほぼ止まっている状態です。

それまでは、仮死状態の人が生き返ると
「ゾンビだーーーー!」

せっかく生き返ったにもかかわらず
ゾンビだと恐れられ、
再びあの世に送り返される事件が
少なくはなかったのです。

そして、その後、
ジェームズ・ブレードという
催眠の歴史上の重要人物が登場しました。

なぜ重要かと言うと……

この人が理由で催眠は催眠と呼ばれ
はじめたからです。

ブレードは、ヒプノシスという
ギリシャ神話の睡眠の神から
”催眠”という名をつけました。

しかしながら、催眠は決して
睡眠状態ではないわけです。

催眠の機能をからすると、
本来は”神経覚醒学”みたいな呼び方が
正しかったのです。

ブレードも後に”神経覚醒学”のような
呼び方に訂正したのですが、

”催眠”の名前がまたたくまに
広まってしまい、現在に至るわけです。

さて、今日はここまで。
続きは次回をお待ち下さい。

【編集後記】

さて、睡眠といえば、
私は数年オーラリングというトラッカーで、
睡眠やら活動をトラッキングしています。

最近は私のまわりでも
結構、オーラリングをつけている人が
増えてきました。

私たちって不思議なもので
得たい結果を計るだけで
計測値を良くしようと無意識で思うものです。

ですから、睡眠や日中の活動を
計測することで、

自然に睡眠の質が良くなったり
運動が習慣化できるようになったりました。

そのオーラリングも
先月からジェネレーション3と言う
新たなバージョンが誕生したみたいです。

来年からは血中酸素濃度とかも
測れるようになるみたいですね。

健康はほんとに大事な
資本ですから、

あなたもよろしければ一緒に
オーラリングで健康になりましょう。

→ https://my65p.com/l/m/FZObsOkzrOSe5R
※フィンランドの会社なので英語っす!

能登丈瑛

ステージup株式会社
能登丈瑛(のと たけあき)のプロフィール
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営業・セールストレーナー、研修講師
現役のセールスパーソン
起業コンサルタント

実績の一部をご紹介すると……

・年間クライアント企業に1億円以上の
売上をもたらす

・過去にセールストレーニングをした
クライアントの売上合計は7億円以上

・月間100万PVをこえるメディアを
プロジェクトで構築。

・コーチ向け商品の販売サポートで売上7,000万円に貢献。

・3週間で女性向けのオンラインプログラムを
3,000万円以上の販売に成功。

・43年間、メンタルの問題で悩んでいた女性の問題を
たった3回の面談で解決し、まわりから
「どうやったんですか?」と問い合わせが殺到。

など。
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